昔からおしゃれが苦手でした。

「大切なのは頭の中よ(そういう人に限って大したものは持っていない)」と思っていましたし、ユニクロで1900円くらいで買ったTシャツを5年くらい、ヨレヨレになっても着ていたし、散髪は近所の850円カットとかに行って河童みたいな頭にしていました。

youkai_kappa

勤め人時代はすり切れたスーツを着ていたり…いま思うと、ずいぶん見た目で損をしていたような気がします。おしゃれに使うお金があれば、本代につぎ込んでいた青春でありました。「みんな人民服を着ればいいのに」と思ったり。

aa71101-1

 

しかし、ここ数年で風向きも変わってきました。わが副院長(様)の教えや、そしてアパレルの会社を経営されている患者さん(ファッション音痴の僕でもため息が出てしまうくらいオシャレな方)から治療中に薫陶を受けて、おしゃれに気をつかってみるのも悪くはないなあと思い始めてきたところです。

以前なら考えられなかったような金額のシャツを買ってみたり(まあ、普通の金額ですが)、美容院でカットしてもらったりするようになりました。

美容院という空間は治療院に似ているところがあって、料金体系も似ています。「このお金をいただくためにこんな工夫をしているのか」など、勉強にもなります。

治療のときの服装は白いガウンばかりなのでおしゃれのしようもないのですが、頭がきっちり整っていると、なんとなく自信のようなものもわいてきます。

治療院で治療するときは患者さんに、授業で教壇に立つときは学生さんに、見られ、評価される立場になります。

見た目が相手に与える力というものを、否が応でも意識させられます。と同時に、自分も無意識のうちに相手の見た目からどんな影響を受けているかを考えるようになりました。自分が意識すると、見えてくるものも違ってきます。

他の人ならとうの昔に知っていたようなことを、この年になってようやく気づくというのもお恥ずかしい話ですが、ちょっとでも進歩できているのかなと感じています。年を重ねてなお魅力的であるためには、技術が必要です。今のうちに気づけてよかったです。

最近読んだこれが、僕にはドンピシャでした。こんな人、結構多いのでしょうね。