大阪で、翻訳者向けの医学統計講座に参加してきました。

 

ここ1年ほどは、月に一回のペースで、仲間の鍼灸師たちと一緒に鍼灸に関する英語の論文を読む勉強会を開いています。

鍼灸は盛んに行われているはずのわが国ですが、残念ながら学問研究は欧米の方が進んでおり、鍼灸による生体への影響、病気に対する治療効果を調査した論文がたくさん発表されています。英語で論文を読み解く能力を磨くことは、これから何十年にもわたって鍼灸師として生きていくには欠かせないことだと考え、会を発足させました。

 

鍼灸はなぜ効果があるのか?

どのような病気に対して有効だといえるのか?

 

患者さんが納得できるような説明ができる治療師であるためには、最新の研究情報にアクセスすることは欠かせません。

また、純粋に鍼という不思議な治療術のしくみを追いかけたいという好奇心もあります。

その際にネックになってくるのは統計のデータの読み方です。英語を読むだけでもなかなか苦労しますが、こちらは辞書を引けばなんとかなります。

大切なのは、論文のいわんとすることを理解すること。

 

要となるデータを眺め、「こうかな?ああかな?」と参加者同士で額を寄せあって考えるのですが、それが正しいのかどうかを判断することができませんでした。

どこかで統計の勉強をしなければならないなと思っていた矢先、このような講座が開催されることを知り、渡りに舟とばかりに参加を決定したというわけです。私は中国語の翻訳者としても活動していて、近頃は医学系の翻訳を依頼される機会が増えてきました。

今回の講座は、鍼灸師としても、翻訳者としても求めていたものだったのです。

 

私は昔からこういう「引き寄せ力」が強くて、必要なときに素晴らしいタイミングで自分を導いてくれる方にお会いすることができています。

今回もその力を発揮してしまいました。先生の軽妙な語りとツボを押さえた解説で、楽しみにながらあっという間の4時間を過ごしました。私は高校でも大学でも文系だったので、数学には苦手意識がありましたが、そんな数学アレルギーも吹き飛ぶような講義でした。高校時代にこんな先生に習いたかった。

 

短い時間ですから、すべて手取り足取り教えて頂くことはできませんが、これから自分で勉強していくにあたって、核となる根っこの考え方を身につけられるように感じています。講座は全2回、次回で終わってしまいますが、今日学んだことを生かして、さっそく独学にチャレンジしてみたいと思っています。

 

仲間たちとも知識を共有し、共に伸びていくことができれば嬉しいです。