今日はたくさん患者さんがお見えになっています。治療の合間にブログ更新。

こんなにわかりにくいところにある治療院なのに、不調になるたびに繰り返し訪れる方、
単身赴任で神戸に戻ってくるたびにメンテナンスをしに来られる方、毎日いろいろな方がいらしています。

もちろん、できるだけ早く治すことが一番大切なのですが、患者さんがまた訪れたくなるような治療院に、
少しは近づけているのかな、と思います。

腕を磨くのは当然のことですが、そのほかには、毎日きれいな部屋でお迎えすることを心がけています。

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(今日は床の雑巾がけをしました)

ドアノブや壁、靴箱の隅など、あまり目の止まらないような場所も拭き掃除をします。

話はいきなり変わりますが、私は『3月のライオン』(羽海野チカ)という漫画のファンです。将棋の棋士の物語なのですが、その中にこんなエピソードがありました。

現役の名人と挑戦者との対局のシーン、挑戦者が長考していると、名人が不意に立ち上がり、近くにいた虫を扇ですくって外へ逃しました。

これを見ていた立会人の棋士は、これが名人の心遣いだったことに気づきます。
長考する挑戦者の視界の中に「動いている虫」というノイズが入って無意識のうちに思考が乱され、持てる力のすべてを出しきれなくなることを嫌ったというわけです。

掃除もこれと同じだと思いました。
たとえ注目することはなくても、汚れている部分は視界に入っているでしょう。
そうすれば、意識しないレベルでマイナスのイメージが蓄積するのではないでしょうか。

自分自身もこれと同じことを経験したことがあります。
食事をしに行って、とても美味しい店だったのに、何か満足感が低かった。それは、ちょっとした部分で店の手抜きを感じてしまった。何が、という具体的なことは意識していなくても、何らかのノイズが入っていたのだと思います。

治療の面で全力を尽くすのは当然ですが、小さな部分にこそ手を抜くべきではないと感じています。完璧にすることはいつも難しいのですが…。