世の多数の男子たちと同じく、ギターが好きです。

大学生の頃には教室にも通っていて、押尾コータローのコピーをしたり(当時は崇拝していました)、中国語の弁論大会に出場したときにはギターで中国の民謡を弾いたりしていました。

治療院の受付の部屋にも、その頃に買ったアコースティックギターを置いています。でも、大学を卒業して、就職して、いろんなことが忙しくなるにしたがって少しずつ手に取らなくなってしまい、インテリアと化し…というのも世の多数の男子たちと同じ。

でも、せっかくあれだけ練習したギターがどんどん弾けなくなって、埃をかぶるままにしてしまうのはとても寂しいので、練習を再開しています。少しずつですが。

僕が使っているギターは、岐阜県の可児市というところにある「ヤイリギター」というメーカーのものです。中国での留学や、駐在のときにもずっと持って行っていました。計3回、訪中しているギターです(毎回、荷物のところでちゃんと出てくるか、壊れていないか心配でたまらなかった)。

ヤイリギターは、国産にこだわり、全工程を手作業で行っていることで知られているメーカーです。「ヤイリギターができるまで」という動画を見つけたので、先日観賞していました。

こういった職人仕事に心引かれます。

学生時代、進路に悩んだあげく「刀鍛冶」になることを考えていたことを思い出しました(なぜ「刀」なのかわからない)。

紆余曲折を経て、自分もいまは手先を使う職人仕事の一つに就いています。人の体という、かけがえのないものを触らせてもらって。

どんな仕事にも、根底で通じるものがあるといいますが、鍼灸師の職人的側面は、ヤイリギターの一流の職人たちに倣いたいと考えています。

いつか工場見学に訪れてみたい場所です。