先日、大学の同窓会がありました。同期だけでなく、学科の全卒業生を対象にしたもので、50期くらい上の方まで来場されるという盛大なものになりました。私はいつのまにか幹事になっていて、あれこれ準備をしていました。

 

例年(といっても開催は9年ぶりだそうですが)は、講演会などを開催しているのですが、恩師でもある同窓会長から「ちょっと違うことをしたいからなんか考えてくれへんか?」と言われましたので、それならばと思い、映画の上映会を提案しました。

 

どの映画を上映するかを話し合った結果、『唐山大地震』という映画を上映することにしました。1976年に河北省の唐山という街で起こった「20世紀最大の震災」と言われる大地震を描いたものです。東日本大震災が少しずつ報じられなくなってくること、そしてここ神戸では来年に阪神大震災から20年を迎えることなどから、改めて地震のことについて考える機会になればいいのではないかと考えたのです。

 

実はこの映画、日本でも上映が予定されていました。しかし、公開直前に東日本大震災が起こり、無期限の延期が決定。今も公開のめどは立っていません。予告編だけは今でもYouTubeで見ることができます。

 

この作品、日本では未公開の作品であるため、フル字幕がありません。

もちろん中国語専攻の方々の集まりなので、そのまま上映してしまうというのもアリだったのですが、卒業してから中国語に触れていない方も多数いますから、いきなり観る映画(しかもけっこう方言がきつい)を原語で味わうというのはハードルが高すぎます。

 

そこで、中国で販売されているDVDを購入し、それに字幕をつけて上映することにしました。

 

唐山大地震

(こんな感じです)

 

動画編集ソフトを使い、文字数やタイミングに気をつけて字幕をつけていきます。この作業がけっこう楽しくて、「どうすればうまく伝わるだろう」と考えに考えて、うまくハマったときは快感でした。結局前日の深夜まで調整作業をしていました。

 

上映会は無事に終了し(上映につかったパソコンがフリーズしたらどうしようというスリルがすごかったです)、関学で映画を研究している先生の講演・解説などもあり、成功裏に同窓会は終わり、後で同時通訳者として活躍している大先輩からもお褒め頂きました。

 

いつかこの映画が正式に日本で公開されたら、自分が作った字幕と比べてみたいです。