はり灸というと、肩こり、腰痛などの運動器疾患の治療というイメージがありますが、対応できる病気は実にさまざまです。

例えば、疲れ目や、緑内障といった眼科疾患にもはり灸の治療を行うことができます。

ものを見つめるとき、目は動きが止まっているように見えますが、
実は約1秒間に3回視野が揺れており、非常に短い間隔で細かく動いています。

目がそれだけ動きまわっているということは、当然筋肉を使っているわけです。

目をグルグル動かすことができるのは、「外眼筋」という6本もの筋肉が眼球に貼り付き、細かな動きを調節しているからです。

当然、目を使うことが増えれば、筋肉も疲労します。

はり灸治療による目の治療は、直接目や目の周りの筋肉に鍼を打つのではなく、目の周囲の皮膚を介して行います。

その中には、眼底という目の一番奥に神経で連絡している部位もありますので、目の血流や水分の代謝を活発化させられると考えられます。

メガネですら、定期的なメンテナンスは不可欠です。

ましてや、起きている間はほぼずっと使用している目は、さらに注意深いケアが必要だといえるでしょう。