当院は、「反応点治療研究会」という会に属しています。
ここでは、鍼灸につきものの「経絡」「ツボ」という考え方ではなく、
神経生理学的なメカニズムによって、はり灸の作用を説明しています。

先日、研究会の合宿があり、ここで会のレベルアップに向けた提案をいくつかさせて頂きました。

そのうちの一つが、海外で行われている科学的鍼灸の研究を追いかけ、知識のアップデートをし続けようというものです。

いまや鍼灸の研究は海外の方が盛んに行われており、英語による論文や専門書が多数出版されています。
日本語で得られる情報には限りがありますので、このような研究の成果を享受するべく、原書、論文講読会をしようと呼びかけたところ、複数の賛同者が得られましたので、今月下旬から定期的に講読会を開催する運びとなりました。

今回から読んでいくのが、
『An Introduction to Western Medical Acupuncture』西洋医学的鍼治療入門)
という書籍です。

An Introduction to Western Medical Acupuncture

鍼治療で、生体内に何が起こっているのかを科学的に解き明かしている本です。
生理学的な機序についてはすでに研究会では常識となっていることですが、改めて知識を整理しつつ、
背景知識を生かし、どんどん英文に挑戦していこうという試みです。

軌道に乗るまでに時間がかかるとは思いますが、これからの鍼灸師には必要なことだと考えています。