急に立ち上がったときに立ちくらみを覚える方がいます。

貧血の典型的な症状…といわれますが、立ちくらみ=貧血とするのは早計です。

急に立ち上がったので、脳の血流量が一時的に低下して…と聞くと、なんとなくそんなものかと思ってしまいますが、体の中で一番大切な機能を担う脳には、動脈輪という血管のリングがあり、いつでもまんべんなく血液を行き渡らせる仕組みが存在します。

そう簡単に、脳から血が流れ出すことはありません。

まず疑うべきは、平衡障害、つまり、耳の不調でしょう。耳の中には耳石という石があり、この石が重力に動いて体の傾きを感じ取っています。

この石はリンパ液の中に沈んでいますので、 液体の循環が悪くなったり、濁ったりすれば、石の動きに影響をおよぼすことが予測されます。

平衡感覚は、自動的に調整されており、 私たちの意識に上ることはほとんどありませんが、一旦不調に陥ってしまうと、頭の中は文字通り天地がひっくり返ったような混乱に陥り、体への負担も生半可なものではありません。

立ちくらみにはまず耳の不調を疑う、これが第一です。

もちろん、立ちくらみのあるなしにかかわらず、実際に貧血になっている方の治療も行います。

その際にポイントとなるのは、赤血球を分解してビタミンや鉄を貯蔵する肝臓や、栄養の吸収を担っている小腸です。

肝臓は、右の脇腹、小腸はおへそまわりが治療のポイントになります。セルフケアとしても、おへそのまわりを自分でさするなどして刺激すると良いでしょう。

おへその真ん中ではなく、あくまでも周辺です。おへそは血球数の回復させるための重要なポイントです。