逆子は、子宮環境の悪さから引き起こされるものだと言われます。

私たちの生活でも同じではありませんか。

ベッドのシーツが乱れていたり、寒かったりすると、よりよい環境を求め、体はひとりでに寝返りを打ち、しきりに動き出します。

お腹の中でも同じことが起こっています。

胎児も居心地の悪さを感じてグルグルと動きまわった結果、逆子になってしまうと考えられます。

居心地が悪くなる原因としては、母親が受けたストレスや代謝の不調などが挙げられます。

赤ちゃんを包んでいる羊水や子宮内膜もそうですが、胎盤を通じた物質の交換にも影響していると考えられます。

お腹の治療はもちろん、肝臓、腎臓などの循環に関する臓器への治療が不可欠です。

母体への負担を極力減らし、落ち着いた環境で元気なお子さんを産んでいただきたいものです。

鍼が直接赤ちゃんをひっくり返すわけではありません。鍼は皮膚の上にちょこんと置くだけ。

皮膚へのやさしい刺激、温かなお灸によって周囲の環境が改善することで、赤ちゃんが理想的な位置に戻る手助けをするのです。

まるで、『北風と太陽』の物語のようですが、はり灸による治療とはすべて、体が本来あるべき姿に戻る後押しをするものなのです。