鍼治療によって血流が良くなり、病気が改善に向かうという話はよく聞きますが、それを裏付けるものとして、このような研究結果があります。

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Evaluation of the Effects of Acupuncture on Blood Flow in Humans with Ultrasound Color Doppler Imaging (カラードップラーを使った血流に対する鍼の効果の検証)

 

いうタイトルの論文です。

 

カラードップラーという超音波検査によって、鍼治療を受けた方の血流を測定したところ、腕の動脈、眼球の周りにある毛様体という組織の動脈や網膜の動脈、腸間膜動脈の血流が、統計的に有意に変化していることがわかっています。

 

 

特に、当院には緑内障やドライアイ、中心性漿液性網脈絡膜症(中心性網膜症)の患者さんが多く訪れていますが、眼科で改善がみられなかったものが数回の治療で大きく変化しています。これは、血流や水分といった眼球内の循環環境が改善しているためだと考えられます。

 

経験的に「効く」ということがわかっていても、それが実際に検証できるようになってきたのは比較的最近のことです。

 

このような学術研究の恩恵を受けて、私たち臨床家は自信をもって患者さんに鍼治療をおすすめすることができるわけで、研究者の方々には本当に頭が下がります。

 

このブログではこれからも様々な研究結果をご紹介していくつもりです。

(アイキャッチ画像は同論文から引用しました)