オーストラリアのモナシュ大学(豪州の研究重点8大学”Group of Eight”のひとつ)の研究グループが、季節性アレルギー性鼻炎(SAR)の患者に対し、鍼治療が有効であるとの研究結果を発表しました。

この研究は、季節性アレルギー性鼻炎の患者175人に鍼治療を行ったところ、対照群の患者に比べてくしゃみやかゆみなどの症状が顕著に減少したと述べています。

4週間(12回)の治療で生活の質(Quality of life)も向上しました。鼻づまりの軽減は見られなかったものの、患者は治療期間終了後、症状の軽減を自覚したと述べています。

以上の結果から、鍼には抗炎症効果があることが示され、研究者は「症状をコントロールするため、花粉シーズンのピークが到来する前に鍼治療が行われることが望ましい」と述べています。

(以上は Acupuncture for seasonal allergic rhinitis: a randomized controlled trial からの抄訳です)

この記事では鼻づまりの軽減はなかったと書かれていますが、当院で治療を行った患者さんでは、鼻づまりの改善があった例も多数確認しています。

鍼には抗炎症作用がありますので、炎症が鎮まることで鼻腔が広くなり、空気が通るようになると考えられます。

当院の治療では、症状のある部位を「面」で優しく刺激する「ローラー鍼」を使用しています。そのため、鍼だけの治療に比べ、患部をさらに広く治療することができるようになっています。

院内の治療だけでなく、お灸やローラーを使ったセルフケアも指導いたしますので、ご自身で治療効果をさらに高めることができます。

南天はり灸治療院のアレルギー性鼻炎・花粉症に対する考え方

使用器具 ローラー鍼

使用器具 お灸