オーストラリアのロイヤルメルボルン工科大学(RMIT)で、片頭痛に対する鍼の有効性を調査する研究が行われました。

片頭痛患者26人に、20週間にわたって治療を行ったところ、頭痛症状の顕著な改善がみられ少なくとも3カ月間は効果が持続しました。

被験者は週に3日以上頭痛の症状が出る患者26人で、治療後に頭痛の頻度が週1回にまで減少しました。

比較対象として、偽鍼を使用した患者24人では、頭痛の頻度が週3回から2.5回まで減少しています。

治療の最終段階では、4分の3近い被験者で頭痛の発生日数が半分以下にまで減少しました。 しかしながら、治療から1年後には本物の鍼と偽鍼のグループでの違いはなくなっていたということです。

これまで、1カ月あたり5日以上の高頻度で発症する片頭痛を専門に調べた研究はありませんでした。今回の研究は、より長期的かつ信頼性に足る治療体制が取られ、既存研究に比べて長い期間にわたってフォローアップが行われました。

論文の執筆者は、「鍼治療は頻発する片頭痛に対し、代替的かつ安全な予防法として用いることができる」と結論づけました。 治療は週2回、8週間継続することが望ましいとしています。

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頭痛の原因の1つとして、頭部の筋肉の緊張が考えられます。肩こりや腰痛が鍼で改善させられるのと同様に、鍼は頭部の筋肉の緊張を取ることができます。

この研究で提示されている治療期間や頻度はあくまでも参考としてお考えください。

当院では日常生活に支障の出ない程度まで症状を軽減することができれば、治療ペースを落とし、最終的にはご自身のセルフケアで対処していくという治療プランを立てています。

1年後には偽鍼と変わらなくなっていた、とのことですが、やはり一定程度のケアは必要のようですね。

薬をあまり飲みたくない、効かなくなってきた、毎日をすっきり過ごしたいとお考えの方は一度ご相談ください。

南天はり灸治療院の頭痛治療に対する考え方

(本記事はこちらを抄訳したものです)