私たちが頭痛の治療で着目しているのは、頭を覆っている筋肉です。

「頭に筋肉?」と聞かれることもありますが、ヘルメットのような頭蓋骨に貼りつくような筋肉が存在します。
この筋肉が何らかの原因で、不要に収縮してしまうことで頭痛が起こります。

その「原因」 とは何か、多くの場合は炎症が関係してきます。

前頭部の場合は鼻炎など、
側頭部は口の中、歯痛や口内炎による咬筋(アゴを動かす筋肉)や
側頭筋(こめかみ付近から耳の上部にかけて広がる筋肉)の緊張が考えられます。
さらに、顎関節症に発展していくことも。
後頭部では、咽頭炎などを疑います。
「別に炎症なんてないけれど」と言われる方もいらっしゃいますが、
喉元過ぎれば熱さを忘れるという言葉どおり、
人間が敏感に不調を感じ取ることのできる場所は、ごく限られているのです。
意識には上らなくとも、体が不調を拾い上げ、自律神経によって筋肉の緊張を引き起こしています。