頭痛を持っている方、頭や顔がぼーっとする、重いような感じがあるという症状の方を治療していると、大体において鼻に反応(ツボ)が現れています。

鼻といっても、表面から見えるのは2つの穴だけですが、実際には顔の奥で「副鼻腔」となっておでこや頬にまで広がっています。外から見える空洞はほんの一部にすぎません。

この副鼻腔の粘膜に慢性的な炎症があると、反射的に頭や顔の筋肉を緊張させて、上のような症状を引き起こすと考えられます。

外界にさらされている人の体の粘膜は、常に細菌などの侵入者との戦いを強いられています。十分に体が対抗できる(免疫がきちんと機能している)場合はすぐに排除することができますが、抵抗力が落ちてしまっているとどうでしょうか?

敵方と味方の戦線が拡大し、一進一退を繰り返すという状態が続きます。急激な炎症ではないため、日常生活は送れるけれど、何か不快、という状態。集中できない、体が重いといった訴えとなって現れてきます。

また、粘膜の炎症は嗅覚に影響することもあります。匂いが感じにくいといったことはないでしょうか。
炎症によって、匂いを感じる「嗅細胞(きゅうさいぼう)」は脱落してしまうのです。

嗅覚が衰えると、食事の際に食べ過ぎを抑制するフィードバックの働きが効かなくなり、体重が増加してしまうといわれています。

私たちは、過度に目に依存する社会に暮らしていますが、嗅覚も非常に大切なセンサーの一つです。

反応点治療では、鼻周囲のみならず、顔全体のセンサー(=感覚)が正常な働きを取り戻すよう、ローラー、鍼を用いた治療を行います。治療後に「スッキリした」と感じるのは、粘膜の炎症が抑えられ、各部のセンサーが正常に作動し始めたからだと考えられます。