日本に根深く残る根性主義的、男性主義的思考が苦手です。

雇われて仕事をしていたときは「執念」とか「電通鬼十則」みたいな考え方を吹き込まれていたこともありました。

いまから思うと馬鹿馬鹿しいことこの上ない。

社会の主流の考え方が、中高の部活みたいです。

そうやって旧日本軍のようにして人員を使い潰してきたから”経済大国”になることができたのだと思います。

ずっと「10倍界王拳」をやってきたようなものです。

少子化対策だ働き方改革だというのは、界王拳を使ったら反動がくるということも知らずにいた、あるいは、知らないふりをしていたツケを払わされているにすぎません。

 

治療院にやってくる方々は、そんな社会で疲弊しきっている人ばかり。

「お仕事でお疲れの方を癒やします!」

なんていう能天気な売り文句をつい掲げたくもなりますが、

ここまで体を酷使しなければ維持できない生活、回らない社会というのは一体なんなのか、と思ってしまいます。

だからといって社会運動などする気もさらさらない怠惰なわたしは、頼ってくださる方のいまの苦しみを取り除いてさしあげることしかできません。

そして、そういう方たちがいるから治療院が成り立っているというジレンマがあります。

世の中が理想に近づき、健康な人が増えれば、治療家の役割は減っていきます。

ただ、まだそんな世の中には当分おとずれそうにないので、私たちが生きていられます。

いつもいつも治療家の業(ごう)を思いしらされます。

 

 

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